【ストレス性体調不良と上手く付き合う方法】好転反応という魔法の言葉♬
本記事ではパニック障害や適応障害・不安神経症・自律神経失調症などのストレス性体調不良と上手く付き合っていく方法を紹介していきます。
上手く付き合えるようになると、自然と体調が安定してきて、最終的には克服に至ります。
早速その方法ですが、『好転反応』という言葉を意識して生活をするという内容です。
私は長い間パニック障害を患っていました。
家から出れない状態だったのですが、地道にリハビリを行ない、回復へと至りました♪
パニック障害の克服に大きく貢献してくれたのが、この好転反応という言葉なんだよ♬
ストレス性体調不良というのは、大きな不安感を伴うものです。
「いつまで体調不良が続くのだろう?」「一生このままだったら、どうしよう(泣)」
こういった不安が更なるストレスとなり、症状が悪化していくという悪循環に陥ります。
この悪循環を断ち切ってくれるのが、『好転反応』という考え方です。
簡潔に言うと、「今起きている体調不良や良くないことは全て、人生を好転させる為の一時的なステップである」と捉えるようにするのです。
このように考えることで、体調が悪くなっても、「一時的なものだから大丈夫か!」と、冷静に考えられるようになり、不安感を軽減させることが出来ます。
ストレス性体調不良に限らず、『好転反応』は日常の至るところで起きています。このような話も、本記事で紹介していきたいと思います。
・ストレス性体調不良でお悩みの人
・ポジティブになれる言葉を探している人
・好転反応について知りたい人
どんなに悪い状況でも、ポジティブに捉える思考が人を強くするような気がします(^^)とことんポジティブに考えていきましょう♬
それでは早速、好転反応という言葉の使い方を説明していきます。
好転反応とは
病状が改善する前に、一時的に体調が悪化する現象のことです。
▼漢方薬や鍼灸マッサージの治療過程で起こるとされていて、要因は3つあります。
①慢性的に疲労していた筋肉がほぐれて、老廃物が血液中に流れだすこと
②体内の毒素を解毒することで、排泄機能が活発化すること
③体調の変化に伴って、一時的に自律神経が乱れること
以上3つが好転反応の要因とされています。
東洋医学の世界では好転反応が現れなければ、逆に症状は改善しないとまで言われています。
誰でも必ず現れる反応ではなく、症状の度合いや期間には個人差があります。
自分の体調を改善しようと、何らかのアクションを起こして初めて、好転反応が起こります。
例えば、薬物治療を始めた・血流を改善する為に運動を始めた・野菜中心の生活を始めた・整骨院に通い始めた などのアクションがなければ、好転反応は起きないということです。
好転反応の症状
▼代表的な症状を下にまとめました。
✔だるい・眠気・倦怠感
✔頭がふらふらする・頭痛
✔便秘・下痢・吐き気・腹痛
✔食欲不振・暴飲暴食
✔発汗・湿疹・吹き出物
✔息苦しさ・心のもやもや・動悸
上記のものが代表的な好転反応になります。
そして好転反応の症状は、なんとか我慢できるレベルのものを言います。
我慢出来ないほどの辛い症状なら、何かの病気の可能性もあるから、すぐに病院に行ってね🐥
好転反応には4段階のステップがある
それぞれのステップを経て、ようやく完治へと至ります。
好転反応は1段階で、長くても1週間あれば治ると言われているよ(^^)
第1段階
体の悪い部分を改善しようと、自律神経や体の色々な機能がせっせと活動を始めます。
そして自律神経が疲労してくると、眠気や倦怠感、脱力感が現れます。
これが好転反応の初期症状になります。
第2段階
慢性的に不調だった身体機能が徐々に回復し、凝り固まった筋肉を徐々にほぐしていきます。
体に溜まった老廃物や、毒素を排出するようになり、下痢・便秘・湿疹・吹き出物・目やに・尿の色の変化など、更に強い好転反応が現れます。
本来の体調不良に加えて、激しい好転反応もプラスされるので、メンタル的には最も辛い時期になります。
第3段階
一通り仕事を終えた自律神経などの身体機能は一旦休息に入ります。体は血流がよくなり、正常な働きを取り戻していきます。
しかし、正常な働きに脳はまだ慣れていない為、動悸や息苦しさを感じたり、頭がふらふらしたり、大量に発汗したりと、多少の好転反応が起こります。
正常な状態にも慣れる期間が必要なんですね。
第4段階
ようやく回復期です。
休息していた自律神経は通常通りの仕事を始めて、体調を安定させてくれます。
好転反応もほとんどなくなり、完治に至ります。
ストレス性体調不良と好転反応
本来、好転反応は漢方薬や、鍼灸マッサージ治療などにおいて現れる現象です。
ですが私の経験上、この好転反応と同じ現象が、ストレス性体調不良においても必ず現れます。
好転反応だと決めつける
ストレス性体調不良で起こる不調は全て、好転反応だと解釈するようにしましょう。
ただし、どう考えても好転反応で片付けられないほどの不調の場合は、お医者さんに行くんだよ🐥
▼ストレス性体調不良の人には、大きく分けて2つの時期があります。
①体調の優れない時期
②体調が安定する時期
この2つの時期が定期的に入れ替わってやってくる感覚です。
このサイクルを長い間繰り返しながら、パニック障害や適応障害、不安障害、自律神経失調症などのストレス性体調不良は、徐々に回復していくのです。
そして、効果的なリハビリを行った後には、必ず体調の優れない時期(好転反応)がやってきます。好転反応を乗り越えると、前よりも確実に回復している自分がいるのです。
この様に考えると、体調の優れない時期も、非常に尊い時間だと言えます。この時期がなければ、体調が好転することはないのですから。
この言葉に出会う前は、体調が優れない時期になると、「いつよくなるんだろう?」とよく落ち込んでいました。
でも、「これは好転反応か!」と解釈することで、凄く楽になりました。
実際にたくさんの好転反応を乗り越えて、私は克服に至っています♪
好転反応を応用して、スーパーポジティブ人間に
記事冒頭でも少し触れましたが、好転反応のような現象は、体調不良だけに留まらず、日常生活のあらゆる場面で起きています。
生きていると、良いことばかりではないですよね?
みんな平等に悪いことも降りかかってきます。
今あなたに起きている悪い出来事は、自分の人生を更に好転させる為の、好転反応だと考えることは出来ないでしょうか。
▼ここで少し例え話をします。
親の借金を背負わされて、若くして借金地獄になってしまった人がいるとします。
その時は絶望感を感じ、心が折れそうになり、苦しい思いをします。これが実は『好転反応』なのです。
そこから、この人は借金を返すために必死に勉強し、お金を稼ぐノウハウを身に付けることに成功しました。
10年後、見事にその人は、親の借金を全て返済。その後も、お金を稼ぐノウハウを活かして、見事企業に成功。100人の従業員を背負う大社長になりました。
この人は「親の借金を背負わされる」という負荷(好転反応)を強く乗り越えた結果、大社長へと人生は飛躍したのです。
この様に、人間が大きく成長する前には必ず、好転反応の様な一時的に苦しい経験をする必要があるのです。
逆に苦しい時期がこなければ、成長することは一切ないということですね。
現在、苦境に陥っている人は、成長への切符を手に入れていると言えます。
好転反応が恋しくなってきたよ🐥
日常の悪い出来事は全部、好転反応だと勝手に決めつけましょう。
そうすると、少しは冷静になれますし、頭の中も整理がつきやすいです。
【抗不安薬の種類 まとめ】パニック障害を克服した主婦のおすすめ抗不安薬(精神安定剤)5選♪
本記事では、長い間パニック障害だった私と、ストレス性体調不良で苦しんだ私の仲間達が実際に飲んでみて、本当によく効いた抗不安薬を皆様にご紹介していきます。プラスで抗不安薬の種類をまとめてみたので、そちらも参考にしてみてください。
今飲んでいる抗不安薬があまり効かない。副作用が辛い。
こういった悩みを抱えている人は意外と多いんだよね。
お医者さんの意見を聞くのは大事だけど、実際に同じ病気を克服した人の意見を聞いてみたい。
そんな人の為に一肌脱ぐよ(^^)/
▼早速ですが、私がおススメする抗不安薬は以下の5つです。
ただし、お薬はその人の体質によって合う合わないがあるから、あくまでも参考までにね🐥
私がおススメする5つの薬は、重度のパニック障害、不安神経症、適応障害の人の症状が実際に改善されたことを根拠としています。
それでは、「抗不安薬の種類について」と「私のおススメの抗不安薬」を紹介していきますね♬
抗不安薬(精神安定剤)簡単ガイド
たくさんある抗不安薬(精神安定剤)の種類と名称をまとめたいと思います。
まずは、先発品と後発品(ジェネリック)の違いをおさらいしましょう。
先発品と後発品(ジェネリック薬品)
沢山の人が経験あると思いますが、処方箋に薬をもらい行くと「先発品にしますか?ジェネリックにしますか?」と聞かれることがありますよね。
この違いを理解している人は下へスクロールして下さい♬
「先発品とジェネリックって何がどう違うの?」🐥
この様に疑問をもった人は早めに解決しておきましょう。
名前の通りですが、先に特許を取得した製薬会社が販売を開始した薬を先発品(新薬)と言います。そして後から他の製薬会社によって先発品を真似て作られた薬をジェネリック(後発品)と呼びます。
薬の効果や安全性に関しては、先発品もジェネリックもほぼ同じだと思って大丈夫です。
ですが、そっくりそのまま同じ薬であるとは言えないんですね。
以下に違いをまとめました。
それぞれを解説していきます!
名称の違い
先発品とジェネリックはほぼ同じ薬でも、薬の名前が異なります。
▼私が長い間飲んでいたメイラックスという抗不安薬を例に挙げますね。
1997年に製薬メーカーの明治さんが、ロフラぜプ酸エチルという抗不安物質を発見します。そして、この有効成分(ロフラぜプ酸エチル)を加工して抗不安薬を開発し特許を取得しました。明治さんは薬を販売するのに、当然商品名を付けなければなりませんよね。そして付けられた商品名がメイラックスです。これが先発品となります。
そして、後にメイラックスを真似て他の製薬メーカーがジェネリックを作ります。ジェネリック薬品の名称の付け方は実は統一されていて、『有効成分』+『製薬メーカー名』と決まっているのですね。
抗不安薬をネットで検索するとたくさんの薬名がヒットしますが、先発品とジェネリックが混同していてややこしいものをよく見かけます。
上記の例の様に、メイラックスとロフラぜプ酸エチル錠というのは、先発品と後発品の関係にある薬という訳です。
ネットでよく見かけるこの薬とあの薬は同じ成分だったのか!!という感じで、頭の整理をしてみて下さい。
値段の違い
先発品とジェネリックの大きな違いは値段です。ジェネリック薬品は先発品の約半値程度で販売されています。
理由ですが、
薬の開発には15年から20年ほど必要とされていて、研究費や人件費など莫大なコストがかかるのですね。ですので、自然と先発品の販売価格は高くなります。
画期的なお薬を開発した会社は大儲け。特許を持っている以上、他の会社は同じ様な薬を販売することは許されませんので、市場において一人勝ち状態です。
しかし、いいことは続かないもの。特許にも期限があります。特許が切れてしまうと他の会社がジェネリック薬品の販売を開始するのですね。
ジェネリック薬品は、先発品のデータを元に開発されるので、人件費も手間もそこまでかかりません。ですので、ジェネリック薬品は先発品の半値程度で販売することが出来るという訳です。
「薬の効果や安全性が同じなら、値段の安いジェネリックにした方が絶対にいいよね!!」
という方はちょっと待った!
その判断をするのは、もう一つの違いを確認してからにして下さいね(^^)
含まれている添加剤の違い
先発品とジェネリックの効果が同じと言われているのは、薬の核となる有効成分が同じ量含まれているからなんですね。
そして、薬というのは有効成分を人間の胃酸などから守る為に、添加剤で周りを覆っているんです。
この添加剤が先発品とジェネリックとでは異なります。味が少し違ったり、色が少し違ったりするのはこのせいなのですね。
▼下の図の様なイメージです。
そして、添加剤が違うことによって稀にアレルギー反応を起こす人がいるんです。
「今までずっと先発品を飲んでいたのに、薬代を抑えようとジェネリックに変更したとたんに、湿疹がでてしまった」というケースが結構あるようです。
まあ、アレルギーがでるかどうかは実際飲んでみないと分からないですけどね(^^)
ちょっとした豆知識として紹介しました。
以上3つが先発品とジェネリックの違いになります。
さあ、ここから抗不安薬の種類をまとめていきます。
精神安定剤の種類
精神疾患の患者に処方する薬には大きく分けて4つの種類があります。
3番、4番に関しては劇薬になるので、滅多なことがない限り、処方されることはないでしょう。
ちなみに私はある心療内科医にダマされて、4番の劇薬を飲まされていたことがあります(>_<)
▼詳しくはこちらの記事に書いています。
パニック障害や不安神経症、適応障害などに現在用いられている薬は1番の抗不安薬が主流です。
またうつ傾向のある人には2番の抗うつ剤も処方されていますよ。
抗不安薬
ここでは抗不安薬を中心に解説していきたいと思います。
▼薬の作用時間、作用の強さについては、下の表にまとめてみました。
上記以外にも抗不安薬は存在しますが、今回は主流なものだけにしておきました。
副作用に関しては主に、眠気・ふらつき・頭がボーッとする・目がかすむといったものがありますが、そこまで重大な副作用がでるケースは稀なようです。
割と安心して飲んでみてもよさそうですね!
しかし、作用が短時間で効果が強い薬は依存性があるようなので注意が必要です。
例えば、デパスという薬は他の薬に比べると、依存のリスクがあるということですね。
※当然のことですが、他の病気の治療中、妊娠中の人、高齢者などは薬の飲み方も変わってきますので、必ず心療内科医に相談するようにしてくださいね。
抗うつ剤
抗うつ剤に関しては、私には合わなかったので印象は良くないんです。
理由としては、副作用が結構強いからです。吐き気、下痢、食欲不振、口渇、めまいなど。特に私は吐き気がひどかったので続かなかったですね(>_<)
副作用が強いと余計に気が滅入るよね。。
副作用からくる体調不良なのか、病気からくる体調不良なのかが、よく分からなくなるよ🐥
副作用は強いですが、抗不安薬でも効かないほどの、不安や症状がある人には有効であるとされています。
抗うつ剤とはセロトニンという幸せホルモンを増加させる薬で、SSRIと言われる薬が主流となっています。
SSRIは抗不安薬と比べて、即効性はなく、飲み始めて2週間ほどでようやく効果が表れます。
この中だと、レクサプロが私の中では1番評価の高い薬です。
抗精神病薬・精神刺激薬
抗不安薬、抗うつ剤でも対応できない症状の場合は、抗精神病薬を試すこともあります。
抗精神病薬・・・リスパダール、ルーラン、ジプレキサ、セロクエル、コントミン
以上の薬が主流のようですが、私は飲んだことがないです。
そして、私がダマされて飲んでいたのが精神刺激薬です。ほぼ覚醒剤みたいなものらしいですね(>_<)
副作用・依存性が共に極めて高く、非常に危険な薬になります。
精神刺激薬・・・コンサータ、リタリン、モディオダール、ベタナミン
以上の薬があります。
実際飲んでみた感想だけど、生きた心地がしなかったよ('_')
身体が凄く重くて、記憶もほとんど残ってないぐらい。舌も荒れて食欲もなかったな。。
抗不安薬の簡単ガイドはこれでおしまい!
ここから、私のおススメの抗不安薬を5つご紹介していきますね。
それぞれの薬について、実際飲んでみて感じた特徴とメリット、そしてデメリットをご紹介していきます。
メイラックス(ロフラぜプ酸エチル)
私が最終的に選んで長い間飲んでいた薬です。
特徴とメリット
抗不安作用は強過ぎず、弱過ぎず。薬は2~3時間もあれば効いてきて、効果は丸1日もちます。
効果が長く続くのが最大の特徴で、毎日飲むと薬が切れることがなくなり、常に平常心でリラックスできるようになります。安定のベースを作るには最適です。
眠気のせいか、身体の力が自然と抜けていくのが分かり、非常に落ち着くことができます。また、抗けいれん作用もあるので、緊張で身体が震えてくるという人にも効果的な薬です。
吐き気や依存性もほとんどありませんでしたね。
デメリット
強い不安感のある人には、抗不安作用が弱い可能性があります。
あと、常に薬が効いている状態なので、毎日毎日凄く眠たいです。頭がボーッとして、目の焦点がたまに合わなくなったりします。
医者から車の運転は極力しないようにと言われていましたが、私は問題なく運転していました。(よくないことです。笑)ですが、注意力が欠如するというのはあると思うので注意が必要です。
リーゼ(クロチアゼパム)
私が初めて飲んだ抗不安薬です。頓服薬として長い間利用していました。
特徴とメリット
抗不安作用は少し弱めです。
しかし、抗不安薬に対して不信感を持っている人が初めて飲む薬としては、こういった弱い薬から飲む方が無難かと思います。
効果は30分~1時間ほどで表れ、3時間ほど持続します。依存性もほぼありません。
弱い薬でも、これほど効くのかってほど楽になったことを覚えています。早くこの薬を飲めばよかったなんて思ってましたね。
デメリット
作用が弱いので身体が慣れてしまい、どんどん効かなくなるというのがデメリットです。そして、不安が元々強い人にとっては、そもそも効かない可能性もある程です。
副作用としては、私の場合少し身体がふらつく程度でした。
ソラナックス(アルプラゾラム)
頓服薬として現在最も主流なものの一つです。
特徴とメリット
飲むと1時間ほどで効いてきて、12時間~20時間ほど効果が持続します。
抗不安作用はたくさんある薬の中で、丁度真ん中ぐらいの強さです。なんでもほどほどがいいんですよね。
効果も割と長く持続するので、使い勝手のいい薬という印象です。
リーゼなどの、抗不安作用の弱い薬が効かなくなってきた時に飲むと、ガツンと効いてくれます。
デメリット
やはり眠気・ふらつき・頭がボーッとするというのが最大の副作用です。薬を調べるとたくさんの副作用が書いてありますが、私の場合は眠気しかなかったですね。
ワイパックス(ロラゼパム)
不安神経症の友人が服用していた薬です。
特徴とメリット
飲むと1時間ほどで効いてきて、12時間~20時間ほど効果が持続し、抗不安作用はかなり強いです。ソラナックスと比較すると、効果持続時間は同じですが、作用の強さは圧倒的にワイパックスの方が強いです。
症状がかなり強めにでている人に処方される頓服薬になり、しっかり効果が表れるようです。抗けいれん作用もしっかりあります。
友人は仕事に行く前に薬を飲み、「仕事中は快適に過ごせる」と言っていました。しっかり不安感や症状を抑えてくれるところはメリットで間違いないですね。
デメリット
強い薬なのでその分、眠気・ふらつきも強くなります。更に物忘れが激しくなったり、口の中も渇いて痛くなるといった副作用もあるようです。
そして、ワイパックスの効果が切れてくると再び病気の症状が表れるので、良い時と悪い時の波が激しくなり、辛く感じる時があるようです。その為、薬が切れてきて体調が悪くなると、すぐにもう1錠飲みたいと思ってしまうとのこと。抗不安薬の中でも依存の可能性が高いというのが最も怖いデメリットかと思います。
レクサプロ(エスシタロプラム)
適応障害だった友人が服用していました。
唯一、抗うつ剤のSSRIからのランクインとなります。
特徴とメリット
他の抗うつ剤などは、1日に何錠か飲まないといけないものが多いのに対し、レクサプロは1日1錠で効果をしっかり発揮してくれます。
長い間服用することで、安定したベースを作ることができ、ひどかった症状がかなり改善されたと友人が言っていました。
また他のSSRIに比べると、副作用の出現率も低いので、割と続けやすいというメリットもあります。
デメリット
これは他のSSRIにも言えることですが、効果がでるまで2週間はかかります。私は待つのが苦手なタイプで即効性を期待してしまうので、デメリットに入れました。
また、抗不安薬と比べるとやはり副作用が強く、吐き気や下痢などの胃腸障害・不安感・焦燥感・不眠・依存性などがあるイメージです。副作用が最大のデメリットといえますね。
あと、急に気分が高揚したり、落ち込んだりという波が激しくなる場合もあるようなので、そのような場合は早めに医者に相談することをおススメします。
以上5つが私がおススメする抗不安薬(精神安定剤)になります。
少しでも参考になれば嬉しいです♬
【心療内科の闇を激白】悪い心療内科医にダマされないように!抗不安薬(精神安定剤)は適切なものを飲もう♪
ピースケありがとう!!
早速、紹介していくね♬
旦那に「君の話は長い!」って怒られたから、今日はよりシンプルにお伝えするよ(^^)
大量の薬を処方してくる心療内科医は信用するな!
私がパニック障害になってから、たくさんの心療内科を巡りましたが、薬を大量に処方してくる医者はかなり多いです。
心療内科の闇の部分とは、
「患者にあえて強い薬を与えて、依存してもらうことを前提としている」という点です。
開業医にとって患者は重要な顧客です。患者の体調が改善せず、病院に長く通ってもらった方が、先生の年収もアップしますからね。
勿論全ての心療内科がそういった闇の部分を持っている訳ではありませんよ。
あくまでも、そういった闇の部分を持った心療内科医が、この世の中にはたくさん存在している、という話です。
ストレス性の体調不良というのは、詳しくは解明されていないことが多く、その人によって症状も様々なので、がんにおける抗がん剤治療などの、マニュアル的な治療方法が決まっていないことが、心療内科医の暴走を可能にしています。
抗不安薬(精神安定剤)の落とし穴
私はある心療内科医にダマされて、覚せい剤並みに依存性のある薬を飲まされていたことがあります。
闇の心療内科医は、あえてリスクの高い激薬を処方してきます。
我々素人は当然薬の知識などありませんから、やりたい放題やられるわけです。
初めは、薬を飲むとすぐに楽になるので、「先生ありがとう!この心療内科を受診してよかった!」とまで思ってしまいます。
しかし、激的に効く薬というのは当然、依存性も高くなりますし、副作用もかなり激しくでてきます。
その副作用を抑えるために、心療内科医はよりたくさんの薬を処方する必要があるのですね。
吐き気止めや、痙攣止め・眠気止め等、強い薬になればなるほど、うさん臭い副作用を抑える薬が増えていきます。
実は、適切な抗不安薬なら、そこまで強い副作用は出ないのです。
しかし、我々素人はそんなこと知るはずもありません。私の様に、素直に先生の言うことを信用し、飲む必要のない薬を大量に飲んでしまう人が大半です。
私の場合、一回で6錠や7錠の薬を飲んでいました。
しかし、薬の効果が切れてくるとすぐに調子が悪くなりますし、激しい副作用がプラスされて、逆に薬を飲む前より苦しんでいる自分がいました。。
薬に依存してしまっている自分が怖くなり、精神状態も更に不安定になっていくのが分かります。
次の診察時に、その旨を先生に伝えると、十中八九、「この薬は合わないみたいだから、違う薬に変えてみましょう」という話をされます。
抗不安薬にもたくさんの種類があるので、自分に合う薬を探しだすと、ゴールが見えなくなり、精神的にも更に追い込まれていくのですね。
その後、あまりに薬が多くて不安になり、他の心療内科に話を聞きに行くことにしました。
すると、私が飲んでいた薬は今では決して飲んではいけない激薬だったことが判明。。
覚せい剤並みに、依存性のある薬を色々飲まされていたのです。。
新しく行った心療内科の先生は親切に教えてくれました。「すぐに今飲んでいる薬を止めるべきだ!」とのことでした(>_<)
薬を適切なものに変えるだけで、随分体調が回復したことを覚えています。
あーー怖かった。。。
どんな心療内科医なら信用できるのか
①治療の選択肢が多い
治療の選択肢が薬一択という心療内科は本当に多いのですが、パニック障害の治療は、薬に頼りすぎないことが重要です。
セラピー治療、ヨガ教室への参加、漢方治療、カウンセリング、暴露療法等、治療の選択肢が多い病院はポイントが高いです。
「どの治療法を選択しますか?」という風に、我々患者の意見を聞く体制が整っており、患者が希望する治療法をまずは試してくれます。
我々が必ず持っている抗不安薬に対する不信感をしっかり理解し、他にも選択肢を作ってくれている親切な病院だということですね。
②大量の薬を処方しない
薬による治療を選択しても、まずは一番弱い抗不安薬から試してくれる病院は信頼できそうです。
副作用がほとんどないので、副作用を抑える薬を飲む必要がなく、抗不安薬一錠だけを処方してくれます。
薬が一錠だけというのは非常に安心感がありますよね。
あと、薬の強弱・種類・リスクを詳しく説明してくれて、どの薬を飲むかの判断を患者に任せてくれる心療内科医はポイントが高いです。
一方的に処方する薬を決めてくる先生も多いですからね。
以上の2つをポイントに判断してみてね。
症状がひどい時は、薬の力に頼った方がいいのは確かだよ!
抗不安薬という名前の通り、弱い薬でも十分に不安は軽減するし、本当に楽になる。
信頼できる先生を早く見つけて、しっかり話あって飲む薬を決めよう♬
あくまでも、強すぎる薬には気をつけてね🐥
【パニック障害はリハビリすると必ずよくなる】私のリハビリ(暴露療法)体験記をご紹介♪
皆様こんにちは、パニック障害を克服したヒロポンです♬
今日は私がパニック障害克服の為に、どの様なリハビリをしてきたのかをご紹介するね!
ピースケからも一言よろしく!
助手のピースケです!
僕はヒロポンのリハビリをずっと近くで見てきたんだよ!
ヒロポンは最初、家から一歩も出れない状態だったんだけど、暴露療法をコツコツ行って、日常生活を取り戻したんだ♬
ピースケありがとう!
諦めず地道にリハビリを行えば、誰でも必ずパニック障害を改善できるのは確か♬
今日は私のリハビリ体験談を紹介していくね!!
「パニック障害を今から克服したい!」という方は是非、参考にしてみて下さいね(^^)
- パニック障害をおさらい
- 私の症状・苦手なシチュエーション
- 私の苦手それぞれのリハビリ過程
- 筆者から皆様へ
パニック障害をおさらい
ストレスなどが要因で自律神経が大幅に乱れ、本来リラックスできるような場面でも何故か極度に緊張してしまい、動悸や発汗、過呼吸、強い吐き気、体の震え、強い不安感、その場から逃げたくなる感覚などを引き起こす病気です。
この症状はパニック発作と呼ばれており、「このまま死ぬのではないか⁉」と思うほど、壮絶な症状に襲われます。
そして、パニック発作はあらゆる場面で何度も繰り返し起こるようになります。
パニック発作を回避しようと、あらゆる行動を制限するようになり、自由に日常生活を送ることが困難になっていきます。
◎パニック発作を起こすクセがついてしまった人をパニック障害と呼ぶのです。
詳しくはこちら⇩hiropon1015.com
暴露療法
自分の苦手な場所やシチュエーション(パニック発作が起こる場所)に何度も何度も自ら出向いて行くという治療方法です。
パニック発作が起きなくなり、快適に過ごせるようになるまで何度も挑戦します。
「苦手な場所で、快適に過ごせた!」という成功体験を積むことにより、徐々に苦手意識を解消していきます。
そうすることで、苦手なシチュエーションでの緊張感が軽減し、副交感神経が正常に働くようになり、パニック発作を起こさずリラックスして過ごせるようになるのです。
詳しくはこちら⇩
私の症状・苦手なシチュエーション
パニック障害にも色々な症状がありますが、私が悩まされた症状を紹介しますね♬
症状
身体の震え、吐き気、動悸、息苦しさ、強い不安感、膨満感、その場から逃げ出したくなる感覚。
特に、強い吐き気と息が出来なくなりそうな感覚に最も悩まされました。
苦手なシチュエーション
自分の部屋にいること以外、全てに苦手意識を持っていました。
お風呂に入ること・外に出て散歩することは勿論、家族と食事をとることすら、強い不安感に襲われ、パニック発作の症状がでるようになっていました。
「自分はいったいどうしちゃったんだろう⁉」と凄く怖くなったよ(>_<)
何をするにしても体調が悪くなって、動けなくなる。食事も自分の部屋で一人で食べていたんだよ(;^ω^)
この状態がいつまで続くのか?もしかしたら一生このままだったら、人生どうなるんだろう?なんてクヨクヨ落ち込んで、更にストレスを溜め込んでいました。
私の苦手それぞれのリハビリ過程
ここから、私が行ってきた暴露療法を詳しく紹介していきますよ(^^)
外出編
状態
初めは、家から少し離れるだけで不安感に襲われ、パニック発作を起こす状態でした。
思い切って50メートルほど歩いてみても、すぐに予期不安に襲われ、怖くなって家に引き返していました。
課題
家の中は私にとって唯一、パニック発作の症状が軽減する場所。その安心ゾーン(家)から遠く離れても、快適に過ごせるようになることが大きな課題でありました。
◎リハビリメニュー
①とにかく散歩をする。
「昨日はここまで行けたから、今日はあそこまで行ってみよう」という風に、少しづつ散歩できる距離を伸ばしていきます。
②自転車で更に遠くまで行ってみる
散歩が慣れてきて、家の周辺ではパニック発作を起こさずに移動出来るようになると、次は自転車で更に遠くまで冒険をしていきます。
③車でドライブ
車は更に難易度が上がります。運転中にパニック発作が起きても、急に停車することが出来ない為、緊張感が増しパニック発作が起きやすくなっています。
車も散歩同様、まずは家の近くのコンビニまで、そして次はもっと遠くまでという風に、ドライブ出来る距離を徐々に伸ばしていきます。
車は散歩や自転車に比べ、簡単に遠くまで行くことが出来るので、家からの距離を稼ぎたい私にとっては、非常に効果的なリハビリ方法となりました。
④電車に乗る
私は通勤手段として電車を利用していたので、電車に乗れるようにならないと仕事に復帰することが出来ない状況でした。
最初にパニック発作が起きたのが電車の中だったので、最も苦手意識を持っていることでもありました。
散歩・自転車・車の段階をある程度クリアし、家から離れても体調を崩さないようになってきたら、いよいよ電車にチャレンジです!
まずは各駅停車で一駅づつ乗っていきます。最初は一駅間のたった2~3分ですら、呼吸が苦しくなり吐き気に襲われる状態でした。最寄り駅に着いただけでパニック発作の症状が現れて、家に引き返してしまうこともしばしばです。
「今日なら電車に乗れそうだ!」という日を見計らって、何度も電車にチャレンジし続けます。これを繰り返すうちに、各駅停車なら終点まで行けるようになります。
次の段階は、急行に乗って終点まで行くことです。急行は一駅間が長い為、何かあってもすぐに降りることが出来ないという緊張感から、難易度がグッと上がります。
急行に乗っている最中に、パニック発作が起きそうになる危機が何度もありますが、心を落ち着かせて乗り切ります。コツコツリハビリを続けると、快適に急行電車に乗れるようになり、居眠りまで出来るように成長します。
⑤飛行機に乗る
飛行機にはまだチャレンジできていないのが現状です。
コロナ渦であるのと、節約を口実に、未だに避けています。笑
「家からより離れた場所まで行くことが出来た!」「車・電車に長く乗ることが出来た!」という成功体験を、毎日毎日ひたすら積み上げることが非常に大事になります。これをしないと本当に引きこもりになってしまいます。
食事編
状態
当時の私は、人と話をしながら食事をとること・外食することに対して、非常に苦手意識を持っていました。少し食べただけでも強い吐き気に襲われるからです。
(元々、皆で楽しくご飯を食べることが好きな方だったので、ショックは大きかったです。。)
友人との食事は勿論、家族と一緒に家でご飯を食べることも出来ない。唯一、自分の部屋で一人になり落ち着くと、かろうじて食事が喉を通る様な状態です。
課題
皆様も極度の緊張状態になると、「食事が喉を通らない」といった経験をしたことはないでしょうか?パニック障害の人は、パニック発作に対する予期不安を感じ、常に緊張状態になっています。食事が喉を通らないほどに。ですので、どの様な状況でも、リラックスして、美味しくご飯を食べられる様になることが課題となります。
◎リハビリメニュー
①自分の部屋でたらふくご飯を食べる
まずは自分の部屋で、安定してしっかりご飯が食べられるようになることです。
「ご飯を食べると、また強い吐き気に襲われる」と不安になり、食事の前にはしっかり緊張してしまっている自分がいました。この状態では食事が喉を通るはずがありません。
まずは、好きなアニメでも見ながら、とにかくリラックスして食事をとるように心がけます。そうすると、徐々に食べられる量が増えていきます。
この様に、リラックスしながらご飯を食べる感覚を覚えていくんですね。そして、徐々に量を増やしていき、「完食できた!」という成功体験を日々積み上げていきます。
ちなみに、私はこのリハビリに半年ほど時間を費やしました。パニック障害になったストレスで体調が更に崩れているので、立て直すには非常に時間がかかります。
②家族と一緒にご飯を食べる
自分の部屋で、一人で満足にご飯が食べられる様になると、次の段階に突入です。
リビングで家族と一緒にご飯を食べます。初めは、家族であっても体が緊張してしまい、吐き気をこらえながら、なんとか食事を終えるような状態でした。
この様な状態では、旦那や子供たちとの会話を楽しむ余裕などありません。「ママ大丈夫?」と子供に心配され、「大丈夫よ。。。」と返すのがやっとの状態です。食事を楽しみながら、会話まで楽しむということが、これほどまでに難しいことだとは思いませんでした。笑
家族で楽しく会話しながら、食事をとる。一見当たり前のことが叶わず、涙を呑んでいる人が実は沢山いるんだな、と実感しました。
友人と食事に行くことなんてこの段階では考えられませんでした。吐き気に耐えながらの無言の食事会なんて、相手にとっても、私にとってもただの地獄ですからね。笑
このリハビリも何度もチャレンジすることで、徐々に慣れてきて、家族とだったら食事を楽しめるようになっていきます。
③外で一人でご飯を食べる
一人でご飯屋さんに通います。家での食事に比べると、難易度がグンと上がります。
まずは家の近くのご飯屋さんで、さっぱりしたものからチャレンジしていきました。同じご飯屋さんに何度も通い、そこでお腹いっぱい食べられる様になると、外食に対して自信が湧いてきます。
「次は他のご飯屋さんに行ってみよう」という風に、徐々に行けるご飯屋さんを増やしていき、自分の限界を広げていきます。これを繰り返すうちに、どこでもご飯が食べられる様になるのです。
④外で誰かと一緒にご飯を食べる
このリハビリが最終段階です。外で友人や上司等、多少気を遣う人間とご飯を食べられる様になると、日常を取り戻したも同然です。
まずは、家族に付き添ってもらい場慣れしていきます。何度も言いますが、初めはパニック発作が起きそうになるほど緊張し、その場から逃げ出したくなります。これはどのリハビリにも共通しています。
家族との外食が平気になってくると、次は友人、その次は上司、という風にリハビリのレベルを上げていきます。ここまで回復すると、食事に対する苦手意識はほとんどなくなり、食事の場面でパニック発作が起こることはほぼ無くなります。克服成功です!
お風呂編
状態
シャンプーをしている途中にパニック発作が起こり、トラウマになったことが始まりです。一度シャンプーをつけると、パニック発作が起きても洗い流すまで外には出れない、という訳の分からないプレッシャーを勝手に感じてしまい、シャンプーをする前に物凄く緊張するようになってしまったのです。笑 体を石鹸で洗っている時も同様です。今思えばなかなか重症でした。
課題
リラックスしてお風呂に入ること。
◎リハビリメニュー
①頭を洗う
ひたすら自分の頭を洗うことに必死になります。
シャンプーを付けている時に、いかに落ち着いてリラックス出来るかがポイントです。笑
②身体を洗う
まずは、よく汗をかく関節だけを洗うようにしていきます。
そのうち、全部洗えるようになります。
病院や美容院、ショッピングモール等の公共の場編
状態
公共の場というのは、無意識に多少のストレスがかかっています。大半の人は親から教わりますが、周りの人に迷惑をかけてはいけない、というのが公共の場での暗黙のルールです。
電車の中、病院での待合室、美容院、ショッピングモールでの買い物、人混み。こういった公共の場でパニック発作を起こし、嘔吐したり、倒れたりしたら、周りの人に迷惑をかけますし、ビックリするだろうから、「絶対に体調を崩してはならない」と考えてしまうのです。その思考が心の余裕を奪い、緊張感を生みだし、パニック発作を更に引き寄せます。
以上の理由でパニック障害の人は公共の場が苦手になるのです。
私も全く同じ状態でした。私は心療内科に通っていましたが、待合室でパニック発作を起こし、それから病院に行くことに恐怖を感じるようになっていました。それでも病院には行かなければならない為、二週間に一回の病院は、震えながら命がけで向かっていたのを思い出します。※実際に命を落とすことはありません。
課題
公共の場でもパニック発作を起こさず、快適に過ごせるようになること。
◎リハビリメニュー
①病院に通う
薬を処方してもらう為に、嫌でも病院に通わなければなりませんでした。しかし、これが丁度いい暴露療法になり、最初は恐怖でしかなかった通院も、徐々に慣れていきました。
②美容院に行く
パニック障害になりたての頃は、当然美容院に行く気にもならなかったので、髪の毛はボサボサに伸びていました。
しかし、これでは気分も上がらないし、思い切って美容院に行こう!と決意を固め、予約の電話を震えながらかけ、美容院に繰り出しました。
美容院での待ち時間、すでに心臓はバクバク、激しい動悸が襲ってきます。
私の名前が呼ばれ、席に着き、大きいマントを被せられると、緊張感は最高潮を迎えます。
当然パニック発作の症状が現れますが、美容師さんに「休憩させて下さい!」の一言が言い出せず、落ち着いた大人の女性を装うことに必死になっていました。
息苦しさと吐き気が同時に襲ってきて、マントを着たままでもいいから外に逃げ出したい、そんな状態です。
もうこうなると、ヘアースタイルなんてどうでもよくなり、「早く終わってくれ!」とひたすら祈ります。
ですが、真面目そうな美容師さんはいつも通り、丁寧にマイペースに髪をカットしてくれます。そんな心優しい美容師さんに、「早く切ってくれ」とイライラしてしまっている自分がいました。心に余裕のない人ほど、怖いものはありません。
やっと髪を切り終わり、残すは最後のシャンプーとヘアセット。
しかし、もう私は限界。「最後のシャンプーは必要ないですので!もうお会計をお願いします!」と美容師さんに伝えて、強制終了させます。
美容師さんは一瞬「えっ??もういいの??」というリアクションをとりましたが、急用が入ってしまった忙しい女性を演じながら、サッと会計を済ませて、そそくさと店を出ました。
こんな感じで最初の美容院が終了。なんとか根性で髪を切り終わり、ギリギリ成功体験を積み上げました。
定期的に同じ美容院に通い、最後のシャンプーまで落ち着いて受けられるようになると、美容院クリアです。
③近くのショッピングモールをうろうろ
家の近くの大型ショッピングモールで、人混みや屋内の空気に慣れる訓練をしていきます。
初めてのお使いをする子供と似たようなものですね。何をするにしてもドキドキ不安な気持ちになっていた子供の頃に、いつの間にかタイムスリップをしたような、そんな気分になります。
最初は、館内に5分居るのが限界でしたが、地道にショッピングモールへ通ううちに、何時間でも楽しく、ショッピングモールに滞在出来るようになりました。
④人通りの多い繁華街に繰り出してみる
東京、大阪、名古屋、福岡等、人口密度の高い繁華街でも、パニック発作を起こさずに、移動できるようにしたいです。
とにかく自分が限界だと思うまで、繁華街をぶらぶらしてみて、人混みに慣れていきます。
余裕が出てきたら、カフェに入ってお茶を飲んだり、ご飯屋さんに入って軽く食事をしてみたりと、徐々にレベルを上げていきます。このリハビリをクリアできると、パニック障害はかなり改善してきていると言えるでしょう。
人とのコミュニケーション編
状態
私は元々、色んな人とコミュニケーションをとることが好きなタイプでしたが、人と話をすると極度に緊張するようになってしまいました。身体が徐々に震えだし、お落ち着きを保てなくなると同時に、強い吐き気に襲われます。ですので、家族以外の人と話をすることに対して、強い苦手意識をもっていました。
課題
誰とでも楽しく、落ち着いて会話を楽しめるようになること。
◎リハビリメニュー
①色々な人と積極的にコミュニケーションをとる
家族とは毎日話をしているので、家族以外の人とコミュニケーションをとるようにしていきます。
病院の先生や、お店の店員さん、美容師さんなど、リハビリ過程で接触する色々な人に、どんどん会話を吹っかけていきます。
慣れてくると、身体の震えが止まり、落ち着いてコミュニケーションがとれるようになっていきました。
仕事編
状態
パニック障害の症状がどんどん進行していたので、治療に専念する為に、思い切って上司に話をつけ、仕事を休職していました。期間は約一年ほど。
課題
仕事に復帰すること。
◎リハビリメニュー
①上司、同僚との連絡
休職期間中も、まめに上司や同僚と連絡を取り合い、自分の体調について報告をすると同時に、職場の空気や変化を確認するようにします。
家族以外の人とコミュニケーションをとるリハビリにもなりますし、職場に復帰しやすいように、上司と同僚との関係を継続させておくことも非常に重要なことです。
②職場への顔出し
体調が順調に回復してきたら、定期的に職場に顔を出し、職場の空気にまずは慣れることを目的とします。
パニック発作の症状がなく、落ち着いて職場の人とコミュニケーションをとれるようになると、どんどん自分に自信が持てるようになり、パニック発作に対する予期不安も徐々に解消されていきます。
ただし、長い休職期間を経て、最初に職場に顔を出す時は、かなりの勇気がいります。当然、嫌な顔をする職員もいるでしょうからね。
私の場合は、職場の前でモジモジしていると、上司に見つかってしまい、強制的に社内に引っ張っていかれました。
③通院中の先生に職場復帰の許可を得る
ストレス性の体調不良というのは、精密検査をしてもらって、「もう完治しましたよ!」というものではありませんよね。
心療内科の先生は、患者の口からでる言葉をもとに、診察しているのです。
つまり、患者が「もう職場復帰できそうです!」と伝えると、先生は止める理由がないのです。「あなたが大丈夫なら、大丈夫なんでしょう」という判断しか出来ませんからね。
ですので、職場復帰の時期は自分で自由に選ぶことが出来ます。そろそろ職場復帰しようかな、と考えられるようになったら、先生にその旨を伝えます。
ただし、職場によっては休職できる期間が決まっているので、そこの確認はしておきましょう。
④会社の職場復帰サポート制度の確認と利用
近年は、働き方改革が進み、会社の福利厚生も充実してきています。休職者の職場復帰サポートの制度が導入されている会社も少なくはないでしょう。
私の会社の場合は、一ヶ月間、お試し出勤の期間を設けてもらうことが出来ました。最初の週は二日だけ出勤、二週目は三日出勤、三週目は四日出勤、四週目は五日出勤のフルタイムでという風に、徐々に身体を慣らしていけるような、プログラムを組ませてもらい、問題なければ復職しましょう、という感じでした。
いきなりフルタイムで復職するというのは、リスクが高いので、上司に相談してみましょう。
筆者から皆様へ
約一年間の休職期間で、全てのリハビリをクリアした訳ではありません。仕事に復職をしてからも、地道にリハビリを意識して生活し、克服へと至りました。
リハビリのコツは最初はとにかく我慢!です。
緊張感は初めに最高潮になり、あとは必ず緩やかに下降していきます。
暴露療法を長い間行っていると、苦手な場所に足を踏み入れた時に、最初は吐き気や震え、息苦しさを感じますが、我慢して時間が経てば、徐々に症状が消えていくことを実感することが出来ます。
この感覚を覚えると、「辛いのは最初だけだから大丈夫!」と冷静に考えられるようになり、パニック発作を起こすことはほぼ無くなります。
これから暴露療法を試すという方は是非、参考にしてもらえると嬉しいです。
あと、パニック障害と診断されたのに、しっかりと治療せずに放置すると、うつ病を併発するケースがあるようなので、おかしいなと思ったら早めに心療内科にいきましょう。
次は、心療内科の選び方をご紹介していきますね(*^-^*)
【パニック障害・不安神経症の最も重要な治療法】暴露療法とはどのような治療法なのか⁉
皆様こんにちは、パニック障害を克服したヒロポンです!
今回はパニック障害を克服する為に最も重要な治療法をご紹介していくね!
その名も、暴露療法!!心療内科の先生には暴露療法に反対の人もいるけど、私は最も重要な治療法だと思っているの!
僕がヒロポンをサポートするよ!!
皆の為になることを言えるように頑張るからね♬
よろしくお願いします!
ピースケありがとう♬
それでは皆様、肩の力を抜いてリラックスして見ていってね♬
パニック障害については、下の記事で詳しく解説しています♬
パニック障害に陥るメカニズム
①一度発作を起こしてしまった場所にもう一度行く。
※パニック障害の人の大半は、電車や車の中・人混みや会議中など、逃げ場のない状況下で一回目の発作を起こしています。逃げ場のない空間というのは誰でも無意識にストレスを感じている為、体調不良が起きやすい場所なのです。
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②前回のパニック発作の恐怖の記憶が鮮明にフラッシュバックされる。
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③また発作が起きるのではないかと考えてしまい、強い不安感に襲われる。(「予期不安」と呼ばれています)
※体調を崩しても、逃げ場がないと思うと更に不安感が増します。
⇩
④予期不安を感じて体が緊張し始めると、自然と息遣いが荒くなり呼吸が乱れたり、体が震え始める等、実際に軽い異変が起き始める。
※私の場合は腸に大量のガスが溜まり始めて、苦しくなってきます。笑
⇩
⑤軽い症状ではあるが体に異変を感じると、「ヤバい、ヤバい」と更に不安感が増す。
⇩
⑥強烈な不安感が体を極度の緊張状態へと導き、交感神経(緊張・興奮をつかさどる自律神経)を異常に働かせる。
⇩
⑦再びパニック発作を引き起こす。
⇩
⑧発作が何度か起きた場所やシチュエーションは完全にトラウマとなり、避けて生活するようになる。
⇩
⑨心療内科を受診するとパニック障害だと診断される。
こんな感じでパニック障害になるんです。
最初のパニック発作は、日々の生活の中で感じるストレスの蓄積、過労、睡眠不足、生活習慣や食生活の乱れ、更年期などが要因です。
しかし2回目以降のパニック発作は、「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安が新たに大きなストレスとなり、元々乱れていた自律神経を更に乱すことが要因となります。
以前から抱えていたストレスに加え、パニック発作に対するストレスが加わり、症状は更に悪化していくという悪循環に陥ります。
★パニック障害の克服には、ストレスの蓄積、過労、睡眠不足、生活習慣や食生活の乱れ を改善し、自律神経を整えることから始まりますが、パニック発作に対する予期不安を解消していくことが最も重要な課題となるのです!!
そこで、今日のテーマ!!パニック発作に対する予期不安を解消するのに、最も有効な治療法と言われているのが暴露療法なんです!!
これから暴露療法を解説していきますね♬
暴露療法を徹底解説!
パニック障害の治療過程で誰しもが必ず通らなければならない道があります。
それが、暴露療法と言われている治療です。暴露療法なしに、重度のパニック障害を克服することは決してあり得ません。
薬による治療を行っている方も、最終的には暴露療法を地道に行い、回復していく必要があるのです!!
私は一番症状が酷い時で家から出れない時期がありました!笑
本当に悔しい時期でしたが、「絶対に元の生活を取り戻してやる!」と、暴露療法をコツコツ行い、回復へと至りました。いや、回復した今でも、暴露療法を意識しながら生活をしているんだよ!
脳の記憶を書き換える
暴露療法とは、「ある場所に行くとパニック発作がでる」という脳の記憶を書き換える治療法です!!
例えば、「電車に乗るとパニック発作がでる」という記憶を「電車に乗ってもパニック発作は絶対にでない」という記憶に書き換えるんです。
脳に刻まれた恐怖の記憶を安心の記憶に書き換えることによって、パニック発作に対する予期不安を解消し、リラックスして電車に乗れるようにしていきます。
僕は暴露療法のことを脳のリハビリと呼んでいるよ。
次はどの様に記憶を書き換えるのかを紹介していくね!
脳の勘違いを上手に訂正してあげてね♬
脳のリハビリ方法は至ってシンプル!!
自分の苦手な場所やシチュエーション(パニック発作が起こる場所)に何度も何度も自ら出向いて行ます。パニック発作が起きなくなり、快適に過ごせるようになるまで何度も挑戦します。
苦手な場所で快適に過ごせるようになると、脳が徐々に「ここは快適な場所だったんだ、なんだ勘違いしていた!!」と認識し、安心の記憶へと上書き保存してくれます。
これで、苦手なシチュエーションでも副交感神経が正常に働くようになり、パニック発作を起こさずリラックスして過ごせるようになります。
少し強引な方法なので、「この鬼!!」と思われるかもしれませんが、パニック障害を早く克服するには、あえて苦手なシチュエーションに飛び込んでいくことが大事です。
観覧車だけが苦手な人(パニック発作がまだ一か所でしか起こっていない初期段階の人)は、観覧車だけを今後避けていれば日常生活に支障がないので、無理をして暴露療法をする必要はないでしょう。
しかし、「人と一緒にご飯を食べる場面が苦手になってしまった」という人はどうでしょうか。今後の人生、ずっと一人でご飯を食べて生活するのは、正直大変です。仕事の接待や、家族との食事の機会もあるでしょう。友人との食事もストレスを発散させるには重要な役割を担います。
この様に「早急に苦手を克服しなければ、生活に大きく支障がでてしまう」という人や、「まともに外出すらできない!」という重度のパニック障害の人にこそ、暴露療法を試して頂きたいのです。
ここで一つ例を挙げてみますね!
皆様が子供の頃、オバケって怖くありませんでしたか?(子供の頃からオバケなんて怖くないよ!という強者は除きますが。)私は小さい頃、一人で留守番するのがとても怖かったです、オバケがでそうで(泣)。
昔は怖かったはずなのに、今では一人の方が逆に快適だという方も意外と多いですよね。まさにこれは、オバケへの恐怖の記憶を安心の記憶に書き換えたということです。
「オバケなんていないんだ!いたとしても私にはどうせ見えない!」と脳が完全に上書き保存したのです。
◎オバケを克服出来たのは、大人になっていく過程で、実際に一人で留守番してみて、オバケはでないことを何度も体験したからです。
※オバケをパニック発作だと考えて下さい。そして、実際に一人で留守番してみてオバケはでないことを何度も体験することが、暴露療法(脳のリハビリ)に当たります。
幼少期、オバケが怖い時期の留守番は、初めはめちゃめちゃ怖いですよね?笑 「オバケがでたらどうしよう。。食べられないかな?呪われないかな?」なんてついつい考えてしまい、体が震えてきたり、その場から逃げ出したくなる。
パニック障害も全く同じです。
苦手な場所に行くと最初は予期不安に襲われ、とんでもなく怖いです。すぐに逃げ出したくなります。しかし、我慢して恐怖と向き合い、パニック発作(オバケ)はでないという体験を少しづつ積み重ねていくことが、パニック障害克服に結びつくのです!!
成功体験を積み重ねる!という言い方をします。
苦手な場所でもパニック発作を起こさず、リラックスして過ごせた体験のことを成功体験と呼びます。成功体験を何度も積み重ねることで、恐怖の記憶を安心の記憶へと上書きすることができます!
私もパニック障害を克服するまでに、数えられないほどの成功体験を積み重ねてきたんだよ!
ただし、トラウマの記憶を書き換えることは簡単ではないの。膨大な時間とエネルギーが必要。パニック障害をこれから克服しようという方は、焦らずに気長にリハビリするようにして下さいね!
少し強引な治療方法なので、無理をしてしまうと逆効果になるリスクもあります!暴露療法を行うに当たって、注意して頂きたい点を下にまとめたので見て下さいね♬
暴露療法を行うにあたって注意すべきポイント!
全部で6つあります。
①トラウマと戦えるように体調を整える
実は、疲れている時や体調の悪い時にパニック発作が起こりやすいという実験結果がでているんですね。ですので、体調の悪い時は暴露療法は決して行わないで下さい。
パニック障害の方は、日常生活を失ったストレスで他の体調不良を併発していることが多いです。(胃腸の調子が悪い、気分が上がらない、すぐに風邪を引く等)
こういった状態で暴露療法を試すのは非常にリスキーです。「やる気があれば何でもできる!」を鵜呑みにしてはいけません。
体調や気分が優れないのに無理をしてもすぐにパニック発作が起こり、更に落ち込むことになります。
ですので、暴露療法を行えるように体調を整える準備期間(休息期間)が必要です。まずは、たっぷり休息をとり、生活習慣を改善して自律神経を極力整えて下さい。
心身共に万全の状態を保つことが、成功体験をグッと引き寄せる大きなカギになります。
②必ずお守りを持っておく
暴露療法は苦手なシチュエーションに飛び込んでいく方法なので、失敗してパニック発作が起きてしまうケースが何度かあるんですね。
そんな時に、自分が楽になれるアイテムを持っていると安心できます。
例えば、過呼吸になるという方は、ビニール袋を持ち歩いていたりしますよね。一番よく聞くのは頓服薬です。薬があれば発作が起きても対応できるので、ポケットに忍ばせて持っている方は多いです。
こういった安心できるアイテムをお守りとして持っておくと、より積極的に暴露療法を行うことができます。
私の場合はお水と頓服薬を常に持っていたよ!お水をゴクリと飲むと少し心が落ち着く気がして。頓服薬を飲むにもお水がいるから、お水がないと不安だったなぁ。。
でも、今はお水がなくても問題なく行動出来るようになったよ!
③リハビリメニューの決め方
大抵のリハビリはお医者さんがメニューを決めてくれますよね?
しかし、パニック障害のリハビリは、その人によって苦手シチュエーションが異なるし、重症度や症状も様々です。ですので、自分でメニューを考える必要があるんですね。
暴露療法で大事なことは、「いかに苦手なシチュエーションで発作を起こさず、リラックスして過ごせるか」です。
発作が起こるとリハビリは失敗で、更にトラウマを植え付けることになり逆効果となります。
かといって、発作を怖がるあまり、簡単なメニューばかりをこなしているようでは、リハビリになりませんよね。
ですので、自分の体としっかり相談して、「発作がでるかでないかのギリギリのラインだけど、おそらく大丈夫だろう⁉」というレベルのリハビリメニューを決めることが重要なポイントです!!
例えば、
電車に乗るとパニック発作を起こしてしまう人なら、まずは各停で一駅づつ、自分の体調の変化を意識しながら乗るようにするんだ。そして、現段階での自分の限界を把握することがまず第一歩!!いきなり急行に乗って、数十分も電車の中に閉じ込められてしまうと、発作が起こるのは当然。「今日は一駅乗れたから、明日は二駅にチャレンジしよう」という風に、少しづつ自分の限界を突破していくイメージでリハビリメニューを決めてね!!
④すぐに効果が出ると思わない
今日のリハビリメニューを成功させて一歩前進したと思っても、次の日に同じメニューを行うと軽い発作が起きてしまった、なんてことがよくあります。
「成功体験を積み重ねたはずなのに、なんで⁉」と心が折れそうになりますが、決して諦めてはいけません。
良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら必ず良くなっていくものなのです。『3歩進んで2歩下がる』というフレーズがありますが、まさにそんなイメージです。ゆっくりではありますが、確実に1歩は進んでいますので、安心して暴露療法を続けて下さい。
⑤一時撤退も時には重要
毎日のメニューに嫌気がさしたり、なかなか思うように回復せず、暴露療法をすることが大きなストレスとなってしまうケースも多いです。
毎日毎日ストイックに苦手に挑戦するというのは、誰でも疲れますからね。
この様な場合は、今チャレンジしている苦手から一旦撤退して下さい。
そして、「今日ならなんだかいけそうな気がする!」と思い立つまで、別のことに取り組むようにしましょう。
⑥多少パニック発作が起きても気にしないこと
暴露療法は、自分の限界と常に向き合うことになるので、非常に大きなストレスが付いて回ります。ですので、リハビリの最中に軽いパニック発作の症状が起きるのは当然のことなのですね。
「少し呼吸が乱れてきた」「少し体が震えている」「少し気持ち悪い」など、感じることは多々ありますが、気にせずにリハビリメニューを続けましょう。
パニック障害の人は、自分の体調の変化に敏感になりすぎているところがあります。多少の体調変化なら、「大したことないから大丈夫!」とポジティブに考えることが、成功体験をグッと引き寄せます。
ただし、本格的なパニック発作は絶対に起こさないように注意して下さいね!あくまでも「軽い症状なら気にしないで!」ということです。
筆者から皆様へ
暴露療法とは、凄くシンプルにいうと苦手な場所に慣れろ!!ということです。
ですが、これが難しい。苦手な空間に慣れるというのは、かなりの強靭なメンタルが必要です。
高所恐怖症の人に「何度もスカイダイビングをしてきなさい!」と言っているのと同じことですから。笑
ですが、人間は不思議な生き物です。何度も何度も経験すると苦手なことでも本当に慣れてくるんですよね。
高所恐怖症の人でも暴露療法を行うと最終的には平気でスカイダイビングが出来るようになるはずです。
苦手を克服することは非常に大変なことですが、その過程で色々な知識を吸収し、成長することが出来ますし、挫折と成功を繰り返しながらメンタル面でも一回り強くなることができます。
パニック障害は普通の人には経験できない境地です。人間力を磨くチャンスと考えましょう♬
そして、暴露療法はとにかく地味です!私の最初のメニューは、家の周りを歩くという内容でした。笑
周りからは、「あいつは毎日何をしてるんだ⁉」と思われるような内容ですが、それが治療になります。
「今日はこんなことが出来るようになった!」と、ゲーム感覚でリハビリ出来るようになれば、大したものです♬
私がどの様に暴露療法をしてきたのかを次の記事に載せます!
よかったらそちらも見て下さいね♬
【パニック障害の症状を徹底解説】パニック障害と診断されたら、まずは症状を知ることから始めよう♪
皆様こんにちは、パニック障害を克服したヒロポンです。
これから私の助手のピースケと一緒に、パニック障害の症状についてお伝えしていくね。
ピースケからも一言よろしく!
ヒロポンの助手のピースケだよ!
僕も頑張って説明するからね!
どうぞよろしくお願いします!
ピースケありがとう!
それでは早速、症状を説明していくね!
パニック障害とは?
現代では、ストレス性の体調不良全てに病名がつけられる時代となりました。
ストレス性の体調不良には様々なものがありますが、パニック障害とは不安神経症といわれる神経症の一種です。
パニック発作を回避する為に、あらゆる行動を制限するようになり、自由に生活が送れなくなる病気です。
パニック発作
パニック発作の症状としては、強い吐き気、胃腸の痙攣、体の震え、過呼吸、めまい、動悸、異常な不安感でその場から逃げ出したくなることなどが挙げられます。「自分はこのまま死ぬのか!」と思うほど壮絶な症状に襲われます。その人の体質により、でる症状や程度は異なります。
このパニック発作は、想像以上にしんどくて辛いです。症状が重い方の場合は救急車を呼んで病院に搬送されるなんて話もよく聞きます。突然のことなので「自分は大変な病気になってしまった!」という不安感にも襲われるんですね。
一度パニック発作を経験すると、大きなトラウマ(恐怖体験)になってしまいます。
このパニック発作は本当に怖いんです!一度経験した人はもう二度とパニック発作を起こしたくないのよ。もうあんなにしんどい思いしたくない!って誰もが思うはず。私が一番初めにパニック発作を起こしたのは電車の中でした。。。
それから電車に乗る度に心の中で「パニック発作よ、もう絶対に起こらないでね!」って何度も心の中で唱えていました!
しかし、神様は時に残酷です。この願いを叶えてはくれず、パニック発作は何度も繰り返しでるようになります。
病院を受診しても悪いところはないと追い返される。「絶対に悪いところがあるから先生ちゃんと診察してよ!」と思うことが多々あります。胃カメラまで飲むが異常なし。友人や上司、家族に相談しても気の持ちようだと言われる。パニック障害はほとんどの人に理解してもらえないのが辛い病気でもあります。
孤独な戦いの始まりです。
何度かパニック発作を経験すると、発作が起きやすい場所が分かってきます。そして自然と発作が出そうな場所を避けるようになるんですね。
これを回避行動と勝手に名付けています。
人混み・密閉された空間・電車や車、職場や学校・お風呂など、回避したい場所は人それぞれ本当に様々です。
そして更に厄介なことに、回避していた場所(警戒していた場所)とは全く別の所でもパニック発作が突然起きることがあります。
「それは反則じゃないか!」と思わず心の中で突っ込みを入れていましたが。
この様に、パニック発作が起きる場面がどんどん増えていき、いつどこで発作が起きるのか分からない状態になります。
発作に対する恐怖と不安で頭の中はいっぱいになり、何をするにしてもパニック発作が起こるのではないかと考える様になるんですね。
そして、その不安が自律神経を乱し、パニック発作を更に呼び込むことになります。
外に出るだけで本当にパニック発作が起きるようになり、挙句の果てには、最もリラックス出来るはずの家の中でも、パニック発作を起こすようになるんですね。
◎ここまで進行すると、日常生活を送ることが困難になっていきます。
私の場合は一番ひどい時で歯磨きの最中にも発作がくるようになっていました。笑
この時期は歯磨きを軽くしかしないので、お口が臭い時期でもありました。泣
パニック発作が起きる要因
そもそもパニック発作とは何故起きるのか⁉という話をしていきます。
要因は大きく分けて2つあります!
1.自律神経の乱れ
パニック発作は、自律神経の乱れが要因だと考えられています。
人間は交感神経(緊張や興奮をつかさどる神経)と副交感神経(リラックス作用をつかさどる神経)の2つの自律神経を自動的に調節することで体調を良好に保っているんですね。
★交感神経→脳内でノルアドレナリンといわれる物質が分泌されると活発に働く神経。交感神経が働くと、心拍数や血圧の上昇が起こります。体は「戦闘モード」になり、高い集中状態へと移行します。スポーツで大きな結果をだす人や、優れた才能を持つ人はこのノルアドレナリンを多く保有しており、人より高い集中力で結果をだします。
★副交感神経→脳内でセロトニン(幸せホルモン)といわれる物質が分泌されると活発に働く神経。副交感神経が働くと、体をリラックス状態へと導きます。血液循環を促し、疲労を回復するのに重要な役割を担っています。
朝起きて活動モードに入ると自然と交感神経が優位に働き始めます。そして帰宅後、お風呂に入るとリラックスモードに突入しますよね?これは交感神経が引っ込んで、副交感神経が優位に働き始めた状態です。副交感神経が優位になると、血管が広がり血の巡りが良くなります。寝ると体力が回復するのは、この副交感神経のおかげなんですね。
逆に、極度の緊張状態というのは交感神経が異常に働いていることを意味します。すると、皆様も経験あると思いますが、心臓がドクドク鳴ったり、異常に汗をかいたり、息遣いが荒くなったりするんですね。
人間は交感神経が優位になり興奮・緊張状態になると、「このままではパニックになる!」と自動的にセロトニンが分泌され副交感神経を働かせて落ち着きを保っているんだよ!
このように2つの神経は環境や状況に合わせて自動的にバランスをとり、人体を環境変化に適応させてくれているんだ!
緊張感がピークに達すると、同時に交感神経の働きもピークを迎えます。
交感神経が優位になり過ぎると、どの様な症状を引き起こすのでしょうか?
元SMAPの中居正広さんが、コンサート本番の前は緊張のあまり必ずゲロを吐いてしまうとテレビで話していました。更に、元AKB48の大島優子さんはコンサート途中に、不安でよく過呼吸になるそうです。
この様に、交感神経が異常に働くと、吐き気や過呼吸といった症状が現れるんだ🐥
まさにこれは、パニック発作と同じ症状なんです。
つまり、パニック発作とは交感神経が異常に働き、極度の緊張状態になることで起こる症状なんです!
ならば、中居正広さんも大島優子さんもパニック障害なの?と思われますがそうではありません!
実は人間なら誰でも極限に緊張を感じるとパニック発作を起こすようにプログラムされているんです。コンサートは極度に緊張する場面です。更にお二人はグループのリーダーであり、他のメンバーより責任を感じやすく、緊張の度合いも高かったのではないかと思います。人間の元々持っているパニック発作のプログラムが発動しても何ら不思議ではないですよね。ですので、中居正広さんや大島優子さんがパニック発作を起こすのは当然のことで、病気ではないのです。
◎ではどの様な人をパニック障害というのか⁉
それは、緊張からほど遠い日常生活において、パニック発作を起こしてしまう人のことです。
中居正広さんを例に挙げると、コンサート前にパニック発作を起こすのは病気でも何でもないと言いましたね。
しかし、本来リラックス出来るはずの友人や家族との食事の席でパニック発作を起こすようであれば、中居さんもまたパニック障害だと判断されます。
こういった例のように、パニック障害は緊張とはほど遠い場面で、急に交感神経が異常に働いてしまう病気なのですね。
通常なら交感神経が暴走しても、副交感神経が自動的に働き、興奮・緊張状態を鎮めてくれるのですが。
パニック障害の人はそれが出来なくなっています。完全に自律神経がバカになっている状態ですね。
これは、脳内のセロトニン(幸せホルモン)が減少し、副交感神経がうまく働かなくなっていることが要因だと言われています。
パニック障害の人が心療内科にいくとセロトニンを増やす薬を処方されるのは、こういう訳です。
◎自律神経が乱れる要因(セロトニンが減少する要因)
★それはズバリ、日々の生活の中で感じるストレスの蓄積、過労、睡眠不足、生活習慣や食生活の乱れ、更年期などです。
仕事や人間関係がうまくいかない、スポーツの試合で頑張っても勝てない、学校でのイジメ、就職がいつまでも決まらない、結婚がしたくてもできない、親の介護など、日々の生活の中にはストレスがたくさんありますよね?
こういったストレスをうまく処理できずに無理をしてしまい蓄積すると、自律神経が乱れ、パニック発作を引き起こす要因になります。
あと、過労・睡眠不足は言うまでもありませんが、食生活の乱れが原因というケースが意外と多いです。食事をレトルトやインスタント食品で片付けてしまい、必要な栄養素を摂取できていない方は気を付けなければなりません。
私もストレスを発散せず、自分は強い人間だからいくら無理をしても大丈夫だと思っていました。しかし自分の限界を超えると当然体は悲鳴を上げますよね。
反省しています。。。
2.恐怖体験によるトラウマ
分かりやすい例をあげると、飛行機事故に遭ったなど死を感じるほどの恐怖体験をしたというパターンです。こういった恐怖体験は脳に深く刻まれます。
次に飛行機に乗った際に、前回の事故の記憶が鮮明によみがえり、また同じことが起きるのではないかという不安が頭の中を支配します。そしてこの不安が、交感神経を異常に働かせ、パニック発作を引き起こしてしまうのですね。
飛行機に乗りパニック発作を起こすと、とてつもない恐怖に襲われます。空の上なので、すぐに病院に行くことも出来ませんし、周りの乗客に迷惑をかけてはいけないと思うと精神的に余裕がなくなり、更に不安が増大します。
不安はパニック発作にとって格好のエサです。エサを食べてパニック発作は更に勢いを増すんですね。
パニック発作→逃げ道のない状況で不安増大→交感神経が更に働き異常な緊張状態へ→パニック発作の症状悪化
という風に悪循環に陥ります。そして最悪の場合、失神してしまうというパターンですね。 こういう経験をしてしまうと、飛行機に乗ることが完全にトラウマになります。
ただ、このケースは自分のトラウマを避けていれば悪化することはありません。
このように、事故や殺人現場遭遇などの恐怖体験が原因となることもあります。
パニック障害を公表している芸能人
華原朋美さん・YUIさん・円広志さん・玉置浩二さん・IKKOさん・長嶋一茂さん・中川家の剛さん・岡村隆史さん・小林麻耶さん・星野源さん・堂本剛さん・ダウンタウンの浜田雅功さん・Sexy Zone松島聡さん・キングアンドプリンス岩橋玄樹さん・モデルのローラさん・ノンスタイルの石田さんなどです。
他にもたくさんの方がおられます。
芸能人の方は一般の方よりパニック障害の発症が多いと言われています。この人もそうだったのか!と思う方も実はパニック障害を経験しているのですね。
私がパニック障害になり苦しかった時に、こんなに凄い人達もパニック障害だったのか!と思うと、気が少し楽になったことを覚えているよ。
パニック障害を克服して現在もテレビで活躍されている姿を見ると、「自分も頑張ろう」と勇気をもらえました!!
筆者から皆様へ
パニック障害は常に緊張状態を持って生活している人(ストレスをため込んでいる人)がなりやすい病気です。
緊張状態が当たり前になっていると、脳はリラックスの仕方を忘れてしまいます。
せっかくのお休みで、貴重なリラックスタイムなのに、いつも通り交感神経を働かせてしまい、何故か緊張してしまっている、というようなイメージです。
パニック障害とはただの脳の勘違いです。今になって思えば、パニック発作で死ぬことなんて絶対にあり得ないし、必ず良くなる病気なのでそこまで深刻に考えなくてもよかったなと思います。
ポジティブな自論(現在パニック障害と戦っている方を応援)ですが、パニック発作を起こすほど交感神経を働かせられる人は稀です。
だからパニック障害になる人も少ない。他の人より高い集中力を持っている証拠なんです。パニック障害になった人は、人生を思い返せば他の人より優れた結果を出せた、という経験が何度かあったと思います。才能のある人間はパニック障害になるんですよ!
と、こんな感じで勝手にポジティブに考えましょう!笑
パニック障害などのストレス性体調不良で学校や仕事を休んでいる方は近年増加傾向にあります。
旦那さんや奥さん、子供や友人、自分にとって大事な人がストレス性体調不良になったら、まずはどの様な病気なのかを理解してあげることから始めましょう♬
そして、自分が同じ病気になったらどの様な気持ちになるのかを想像し、大事な人の気持ちに寄り添って話を聞いてあげて下さいね。
パニック障害をはじめ、その他のストレス性体調不良は必ずよくなります。
ただ、病気をよくするにはそれなりの努力は必須です。何も考えずに、何も行動せずに治せるほど甘いものでもありません。今苦しんでおられる方は、「現在の体調を意地でも改善してやる!」という熱い思いを決して忘れないで下さい!
この気持ちがあれば、余裕で良くなります♬
このブログでは、パニック障害克服の為に私が実践してきた数多くのことを投稿していきます。誰かのお役に立てることを願っています!