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【ストレス性体調不良と上手く付き合う方法】好転反応という魔法の言葉♬

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本記事ではパニック障害や適応障害・不安神経症・自律神経失調症などのストレス性体調不良と上手く付き合っていく方法を紹介していきます。

上手く付き合えるようになると、自然と体調が安定してきて、最終的には克服に至ります。

早速その方法ですが、『好転反応』という言葉を意識して生活をするという内容です。

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ヒロポン

私は長い間パニック障害を患っていました。

家から出れない状態だったのですが、地道にリハビリを行ない、回復へと至りました♪

パニック障害の克服に大きく貢献してくれたのが、この好転反応という言葉なんだよ♬

 

 ストレス性体調不良というのは、大きな不安感を伴うものです。

「いつまで体調不良が続くのだろう?」「一生このままだったら、どうしよう(泣)」

こういった不安が更なるストレスとなり、症状が悪化していくという悪循環に陥ります。

この悪循環を断ち切ってくれるのが、『好転反応』という考え方です。

簡潔に言うと、「今起きている体調不良や良くないことは全て、人生を好転させる為の一時的なステップである」と捉えるようにするのです。

このように考えることで、体調が悪くなっても、「一時的なものだから大丈夫か!」と、冷静に考えられるようになり、不安感を軽減させることが出来ます。

ストレス性体調不良に限らず、『好転反応』は日常の至るところで起きています。このような話も、本記事で紹介していきたいと思います。

 

この記事はこんな人向け

・ストレス性体調不良でお悩みの人

・ポジティブになれる言葉を探している人

・好転反応について知りたい人

 

どんなに悪い状況でも、ポジティブに捉える思考が人を強くするような気がします(^^)とことんポジティブに考えていきましょう♬

それでは早速、好転反応という言葉の使い方を説明していきます。

 

 

好転反応とは

病状が改善する前に、一時的に体調が悪化する現象のことです。

▼漢方薬や鍼灸マッサージの治療過程で起こるとされていて、要因は3つあります。

①慢性的に疲労していた筋肉がほぐれて、老廃物が血液中に流れだすこと

②体内の毒素を解毒することで、排泄機能が活発化すること

③体調の変化に伴って、一時的に自律神経が乱れること

以上3つが好転反応の要因とされています。

東洋医学の世界では好転反応が現れなければ、逆に症状は改善しないとまで言われています。

誰でも必ず現れる反応ではなく、症状の度合いや期間には個人差があります。

POINT

自分の体調を改善しようと、何らかのアクションを起こして初めて、好転反応が起こります。

例えば、薬物治療を始めた・血流を改善する為に運動を始めた・野菜中心の生活を始めた・整骨院に通い始めた などのアクションがなければ、好転反応は起きないということです。

 

好転反応の症状

▼代表的な症状を下にまとめました。

✔だるい・眠気・倦怠感

✔頭がふらふらする・頭痛

✔便秘・下痢・吐き気・腹痛

✔食欲不振・暴飲暴食

✔発汗・湿疹・吹き出物

✔息苦しさ・心のもやもや・動悸

上記のものが代表的な好転反応になります。

そして好転反応の症状は、なんとか我慢できるレベルのものを言います。

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助手のピースケ

我慢出来ないほどの辛い症状なら、何かの病気の可能性もあるから、すぐに病院に行ってね🐥

好転反応には4段階のステップがある

それぞれのステップを経て、ようやく完治へと至ります。

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ヒロポン

好転反応は1段階で、長くても1週間あれば治ると言われているよ(^^)

第1段階

体の悪い部分を改善しようと、自律神経や体の色々な機能がせっせと活動を始めます。

そして自律神経が疲労してくると、眠気や倦怠感、脱力感が現れます。

これが好転反応の初期症状になります。

第2段階

慢性的に不調だった身体機能が徐々に回復し、凝り固まった筋肉を徐々にほぐしていきます。

体に溜まった老廃物や、毒素を排出するようになり、下痢・便秘・湿疹・吹き出物・目やに・尿の色の変化など、更に強い好転反応が現れます。

本来の体調不良に加えて、激しい好転反応もプラスされるので、メンタル的には最も辛い時期になります。

第3段階

一通り仕事を終えた自律神経などの身体機能は一旦休息に入ります。体は血流がよくなり、正常な働きを取り戻していきます。

しかし、正常な働きに脳はまだ慣れていない為、動悸や息苦しさを感じたり、頭がふらふらしたり、大量に発汗したりと、多少の好転反応が起こります。

正常な状態にも慣れる期間が必要なんですね。

第4段階

ようやく回復期です。

休息していた自律神経は通常通りの仕事を始めて、体調を安定させてくれます。

好転反応もほとんどなくなり、完治に至ります。

 

 ストレス性体調不良と好転反応

本来、好転反応は漢方薬や、鍼灸マッサージ治療などにおいて現れる現象です。

ですが私の経験上、この好転反応と同じ現象が、ストレス性体調不良においても必ず現れます。

 

好転反応だと決めつける

ストレス性体調不良で起こる不調は全て、好転反応だと解釈するようにしましょう。

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助手のピースケ

ただし、どう考えても好転反応で片付けられないほどの不調の場合は、お医者さんに行くんだよ🐥

▼ストレス性体調不良の人には、大きく分けて2つの時期があります。

①体調の優れない時期

②体調が安定する時期

この2つの時期が定期的に入れ替わってやってくる感覚です。

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このサイクルを長い間繰り返しながら、パニック障害や適応障害、不安障害、自律神経失調症などのストレス性体調不良は、徐々に回復していくのです。

そして、効果的なリハビリを行った後には、必ず体調の優れない時期(好転反応)がやってきます。好転反応を乗り越えると、前よりも確実に回復している自分がいるのです。

 

この様に考えると、体調の優れない時期も、非常に尊い時間だと言えます。この時期がなければ、体調が好転することはないのですから。

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ヒロポン

この言葉に出会う前は、体調が優れない時期になると、「いつよくなるんだろう?」とよく落ち込んでいました。

でも、「これは好転反応か!」と解釈することで、凄く楽になりました。

実際にたくさんの好転反応を乗り越えて、私は克服に至っています♪

 

好転反応を応用して、スーパーポジティブ人間に

記事冒頭でも少し触れましたが、好転反応のような現象は、体調不良だけに留まらず、日常生活のあらゆる場面で起きています。

 

生きていると、良いことばかりではないですよね?

みんな平等に悪いことも降りかかってきます。

今あなたに起きている悪い出来事は、自分の人生を更に好転させる為の、好転反応だと考えることは出来ないでしょうか。

▼ここで少し例え話をします。

親の借金を背負わされて、若くして借金地獄になってしまった人がいるとします。

その時は絶望感を感じ、心が折れそうになり、苦しい思いをします。これが実は『好転反応』なのです。

そこから、この人は借金を返すために必死に勉強し、お金を稼ぐノウハウを身に付けることに成功しました。

10年後、見事にその人は、親の借金を全て返済。その後も、お金を稼ぐノウハウを活かして、見事企業に成功。100人の従業員を背負う大社長になりました。

この人は「親の借金を背負わされる」という負荷(好転反応)を強く乗り越えた結果、大社長へと人生は飛躍したのです。

この様に、人間が大きく成長する前には必ず、好転反応の様な一時的に苦しい経験をする必要があるのです。

逆に苦しい時期がこなければ、成長することは一切ないということですね。

現在、苦境に陥っている人は、成長への切符を手に入れていると言えます。

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助手のピースケ

好転反応が恋しくなってきたよ🐥

 

 

日常の悪い出来事は全部、好転反応だと勝手に決めつけましょう。

そうすると、少しは冷静になれますし、頭の中も整理がつきやすいです。