【抗不安薬の種類 まとめ】パニック障害を克服した主婦のおすすめ抗不安薬(精神安定剤)5選♪
本記事では、長い間パニック障害だった私と、ストレス性体調不良で苦しんだ私の仲間達が実際に飲んでみて、本当によく効いた抗不安薬を皆様にご紹介していきます。プラスで抗不安薬の種類をまとめてみたので、そちらも参考にしてみてください。
今飲んでいる抗不安薬があまり効かない。副作用が辛い。
こういった悩みを抱えている人は意外と多いんだよね。
お医者さんの意見を聞くのは大事だけど、実際に同じ病気を克服した人の意見を聞いてみたい。
そんな人の為に一肌脱ぐよ(^^)/
▼早速ですが、私がおススメする抗不安薬は以下の5つです。
ただし、お薬はその人の体質によって合う合わないがあるから、あくまでも参考までにね🐥
私がおススメする5つの薬は、重度のパニック障害、不安神経症、適応障害の人の症状が実際に改善されたことを根拠としています。
それでは、「抗不安薬の種類について」と「私のおススメの抗不安薬」を紹介していきますね♬
抗不安薬(精神安定剤)簡単ガイド
たくさんある抗不安薬(精神安定剤)の種類と名称をまとめたいと思います。
まずは、先発品と後発品(ジェネリック)の違いをおさらいしましょう。
先発品と後発品(ジェネリック薬品)
沢山の人が経験あると思いますが、処方箋に薬をもらい行くと「先発品にしますか?ジェネリックにしますか?」と聞かれることがありますよね。
この違いを理解している人は下へスクロールして下さい♬
「先発品とジェネリックって何がどう違うの?」🐥
この様に疑問をもった人は早めに解決しておきましょう。
名前の通りですが、先に特許を取得した製薬会社が販売を開始した薬を先発品(新薬)と言います。そして後から他の製薬会社によって先発品を真似て作られた薬をジェネリック(後発品)と呼びます。
薬の効果や安全性に関しては、先発品もジェネリックもほぼ同じだと思って大丈夫です。
ですが、そっくりそのまま同じ薬であるとは言えないんですね。
以下に違いをまとめました。
それぞれを解説していきます!
名称の違い
先発品とジェネリックはほぼ同じ薬でも、薬の名前が異なります。
▼私が長い間飲んでいたメイラックスという抗不安薬を例に挙げますね。
1997年に製薬メーカーの明治さんが、ロフラぜプ酸エチルという抗不安物質を発見します。そして、この有効成分(ロフラぜプ酸エチル)を加工して抗不安薬を開発し特許を取得しました。明治さんは薬を販売するのに、当然商品名を付けなければなりませんよね。そして付けられた商品名がメイラックスです。これが先発品となります。
そして、後にメイラックスを真似て他の製薬メーカーがジェネリックを作ります。ジェネリック薬品の名称の付け方は実は統一されていて、『有効成分』+『製薬メーカー名』と決まっているのですね。
抗不安薬をネットで検索するとたくさんの薬名がヒットしますが、先発品とジェネリックが混同していてややこしいものをよく見かけます。
上記の例の様に、メイラックスとロフラぜプ酸エチル錠というのは、先発品と後発品の関係にある薬という訳です。
ネットでよく見かけるこの薬とあの薬は同じ成分だったのか!!という感じで、頭の整理をしてみて下さい。
値段の違い
先発品とジェネリックの大きな違いは値段です。ジェネリック薬品は先発品の約半値程度で販売されています。
理由ですが、
薬の開発には15年から20年ほど必要とされていて、研究費や人件費など莫大なコストがかかるのですね。ですので、自然と先発品の販売価格は高くなります。
画期的なお薬を開発した会社は大儲け。特許を持っている以上、他の会社は同じ様な薬を販売することは許されませんので、市場において一人勝ち状態です。
しかし、いいことは続かないもの。特許にも期限があります。特許が切れてしまうと他の会社がジェネリック薬品の販売を開始するのですね。
ジェネリック薬品は、先発品のデータを元に開発されるので、人件費も手間もそこまでかかりません。ですので、ジェネリック薬品は先発品の半値程度で販売することが出来るという訳です。
「薬の効果や安全性が同じなら、値段の安いジェネリックにした方が絶対にいいよね!!」
という方はちょっと待った!
その判断をするのは、もう一つの違いを確認してからにして下さいね(^^)
含まれている添加剤の違い
先発品とジェネリックの効果が同じと言われているのは、薬の核となる有効成分が同じ量含まれているからなんですね。
そして、薬というのは有効成分を人間の胃酸などから守る為に、添加剤で周りを覆っているんです。
この添加剤が先発品とジェネリックとでは異なります。味が少し違ったり、色が少し違ったりするのはこのせいなのですね。
▼下の図の様なイメージです。
そして、添加剤が違うことによって稀にアレルギー反応を起こす人がいるんです。
「今までずっと先発品を飲んでいたのに、薬代を抑えようとジェネリックに変更したとたんに、湿疹がでてしまった」というケースが結構あるようです。
まあ、アレルギーがでるかどうかは実際飲んでみないと分からないですけどね(^^)
ちょっとした豆知識として紹介しました。
以上3つが先発品とジェネリックの違いになります。
さあ、ここから抗不安薬の種類をまとめていきます。
精神安定剤の種類
精神疾患の患者に処方する薬には大きく分けて4つの種類があります。
3番、4番に関しては劇薬になるので、滅多なことがない限り、処方されることはないでしょう。
ちなみに私はある心療内科医にダマされて、4番の劇薬を飲まされていたことがあります(>_<)
▼詳しくはこちらの記事に書いています。
パニック障害や不安神経症、適応障害などに現在用いられている薬は1番の抗不安薬が主流です。
またうつ傾向のある人には2番の抗うつ剤も処方されていますよ。
抗不安薬
ここでは抗不安薬を中心に解説していきたいと思います。
▼薬の作用時間、作用の強さについては、下の表にまとめてみました。
上記以外にも抗不安薬は存在しますが、今回は主流なものだけにしておきました。
副作用に関しては主に、眠気・ふらつき・頭がボーッとする・目がかすむといったものがありますが、そこまで重大な副作用がでるケースは稀なようです。
割と安心して飲んでみてもよさそうですね!
しかし、作用が短時間で効果が強い薬は依存性があるようなので注意が必要です。
例えば、デパスという薬は他の薬に比べると、依存のリスクがあるということですね。
※当然のことですが、他の病気の治療中、妊娠中の人、高齢者などは薬の飲み方も変わってきますので、必ず心療内科医に相談するようにしてくださいね。
抗うつ剤
抗うつ剤に関しては、私には合わなかったので印象は良くないんです。
理由としては、副作用が結構強いからです。吐き気、下痢、食欲不振、口渇、めまいなど。特に私は吐き気がひどかったので続かなかったですね(>_<)
副作用が強いと余計に気が滅入るよね。。
副作用からくる体調不良なのか、病気からくる体調不良なのかが、よく分からなくなるよ🐥
副作用は強いですが、抗不安薬でも効かないほどの、不安や症状がある人には有効であるとされています。
抗うつ剤とはセロトニンという幸せホルモンを増加させる薬で、SSRIと言われる薬が主流となっています。
SSRIは抗不安薬と比べて、即効性はなく、飲み始めて2週間ほどでようやく効果が表れます。
この中だと、レクサプロが私の中では1番評価の高い薬です。
抗精神病薬・精神刺激薬
抗不安薬、抗うつ剤でも対応できない症状の場合は、抗精神病薬を試すこともあります。
抗精神病薬・・・リスパダール、ルーラン、ジプレキサ、セロクエル、コントミン
以上の薬が主流のようですが、私は飲んだことがないです。
そして、私がダマされて飲んでいたのが精神刺激薬です。ほぼ覚醒剤みたいなものらしいですね(>_<)
副作用・依存性が共に極めて高く、非常に危険な薬になります。
精神刺激薬・・・コンサータ、リタリン、モディオダール、ベタナミン
以上の薬があります。
実際飲んでみた感想だけど、生きた心地がしなかったよ('_')
身体が凄く重くて、記憶もほとんど残ってないぐらい。舌も荒れて食欲もなかったな。。
抗不安薬の簡単ガイドはこれでおしまい!
ここから、私のおススメの抗不安薬を5つご紹介していきますね。
それぞれの薬について、実際飲んでみて感じた特徴とメリット、そしてデメリットをご紹介していきます。
メイラックス(ロフラぜプ酸エチル)
私が最終的に選んで長い間飲んでいた薬です。
特徴とメリット
抗不安作用は強過ぎず、弱過ぎず。薬は2~3時間もあれば効いてきて、効果は丸1日もちます。
効果が長く続くのが最大の特徴で、毎日飲むと薬が切れることがなくなり、常に平常心でリラックスできるようになります。安定のベースを作るには最適です。
眠気のせいか、身体の力が自然と抜けていくのが分かり、非常に落ち着くことができます。また、抗けいれん作用もあるので、緊張で身体が震えてくるという人にも効果的な薬です。
吐き気や依存性もほとんどありませんでしたね。
デメリット
強い不安感のある人には、抗不安作用が弱い可能性があります。
あと、常に薬が効いている状態なので、毎日毎日凄く眠たいです。頭がボーッとして、目の焦点がたまに合わなくなったりします。
医者から車の運転は極力しないようにと言われていましたが、私は問題なく運転していました。(よくないことです。笑)ですが、注意力が欠如するというのはあると思うので注意が必要です。
リーゼ(クロチアゼパム)
私が初めて飲んだ抗不安薬です。頓服薬として長い間利用していました。
特徴とメリット
抗不安作用は少し弱めです。
しかし、抗不安薬に対して不信感を持っている人が初めて飲む薬としては、こういった弱い薬から飲む方が無難かと思います。
効果は30分~1時間ほどで表れ、3時間ほど持続します。依存性もほぼありません。
弱い薬でも、これほど効くのかってほど楽になったことを覚えています。早くこの薬を飲めばよかったなんて思ってましたね。
デメリット
作用が弱いので身体が慣れてしまい、どんどん効かなくなるというのがデメリットです。そして、不安が元々強い人にとっては、そもそも効かない可能性もある程です。
副作用としては、私の場合少し身体がふらつく程度でした。
ソラナックス(アルプラゾラム)
頓服薬として現在最も主流なものの一つです。
特徴とメリット
飲むと1時間ほどで効いてきて、12時間~20時間ほど効果が持続します。
抗不安作用はたくさんある薬の中で、丁度真ん中ぐらいの強さです。なんでもほどほどがいいんですよね。
効果も割と長く持続するので、使い勝手のいい薬という印象です。
リーゼなどの、抗不安作用の弱い薬が効かなくなってきた時に飲むと、ガツンと効いてくれます。
デメリット
やはり眠気・ふらつき・頭がボーッとするというのが最大の副作用です。薬を調べるとたくさんの副作用が書いてありますが、私の場合は眠気しかなかったですね。
ワイパックス(ロラゼパム)
不安神経症の友人が服用していた薬です。
特徴とメリット
飲むと1時間ほどで効いてきて、12時間~20時間ほど効果が持続し、抗不安作用はかなり強いです。ソラナックスと比較すると、効果持続時間は同じですが、作用の強さは圧倒的にワイパックスの方が強いです。
症状がかなり強めにでている人に処方される頓服薬になり、しっかり効果が表れるようです。抗けいれん作用もしっかりあります。
友人は仕事に行く前に薬を飲み、「仕事中は快適に過ごせる」と言っていました。しっかり不安感や症状を抑えてくれるところはメリットで間違いないですね。
デメリット
強い薬なのでその分、眠気・ふらつきも強くなります。更に物忘れが激しくなったり、口の中も渇いて痛くなるといった副作用もあるようです。
そして、ワイパックスの効果が切れてくると再び病気の症状が表れるので、良い時と悪い時の波が激しくなり、辛く感じる時があるようです。その為、薬が切れてきて体調が悪くなると、すぐにもう1錠飲みたいと思ってしまうとのこと。抗不安薬の中でも依存の可能性が高いというのが最も怖いデメリットかと思います。
レクサプロ(エスシタロプラム)
適応障害だった友人が服用していました。
唯一、抗うつ剤のSSRIからのランクインとなります。
特徴とメリット
他の抗うつ剤などは、1日に何錠か飲まないといけないものが多いのに対し、レクサプロは1日1錠で効果をしっかり発揮してくれます。
長い間服用することで、安定したベースを作ることができ、ひどかった症状がかなり改善されたと友人が言っていました。
また他のSSRIに比べると、副作用の出現率も低いので、割と続けやすいというメリットもあります。
デメリット
これは他のSSRIにも言えることですが、効果がでるまで2週間はかかります。私は待つのが苦手なタイプで即効性を期待してしまうので、デメリットに入れました。
また、抗不安薬と比べるとやはり副作用が強く、吐き気や下痢などの胃腸障害・不安感・焦燥感・不眠・依存性などがあるイメージです。副作用が最大のデメリットといえますね。
あと、急に気分が高揚したり、落ち込んだりという波が激しくなる場合もあるようなので、そのような場合は早めに医者に相談することをおススメします。
以上5つが私がおススメする抗不安薬(精神安定剤)になります。
少しでも参考になれば嬉しいです♬